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図面や写真、文字だけでは伝えきれない情報も、動画なら皆で共有できる

株式会社竹中工務店

  • 1:中之島フェスティバルタワーウエスト
  • 大阪本店 総括作業所長 光枝 良 様
  • 副部長 陳 雨青 様
  • 課長 丸山 和倫 様
  • 2:御堂ビル
  • 作業所所長 永山 靖 様
  • 課長 森脇 康富 様

「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念のもと、数々の建築作品を生み出している竹中工務店様に、2つの作業所についてお話をうかがいました。 ひとつは大阪を代表する高層ビル中之島フェスティバルタワーウエストの新築工事、もうひとつは竹中工務店の本社・大阪本店である御堂ビルの改修工事、それぞれの作業所の特性にあわせて、「direct」の使い方を変えているそうです。

POINT

課題

導入の
決め手

活用効果

1:中之島フェスティバルタワーウエスト(新築工事)

「direct」導入のきっかけ

中之島フェスティバルタワーウエスト 2017年春オープン

光枝総括作業所長:
元々は、皆プライベートでLINEを使っていて、その便利さから仕事でも使えないだろうかという話から始まりました。
メールや普通のiMessageではグルーピングがしにくいですし、誰が読んだのか分かりません。特に、大きな現場になると指示をする側の人間も増えますので、現場内で指示がしっかり伝わっているのかわからない状況です。
また、業務で使う以上はセキュリティにも気を使わないといけません。
このような中で、LINEのように簡単にグループが作れたり、既読がついたりして、必要な情報を皆が共有できるビジネスチャットを探した結果、セキュリティ基準を満たしている「direct」を導入することになりました。

「direct」で改善されたこと

マルチデバイス対応でいつでも情報が確認できます

光枝総括作業所長:
急ぎの内容を私が現場で直接指示し、その内容が上長に伝わっていないことがあります。
そのため、指示したことを上長に伝えておかなければならないのですが、同じ話を何度も繰り返さなくてはいけません。
「direct」を使えばグループトークで同時に複数の人に写真や情報を共有できて、誰が読んだのかわかるのが良いですね。
自分の投稿の既読が分かるだけではなく、他人の投稿の既読、未読がわかる。これは「direct」ならではの使い勝手です。

陳副部長:
iPadを社内で使い出した時期には、iOS純正のiMessageというアプリを皆で使っていました。
これには2つの問題があって、1つはセキュリティの問題。もう1つは送った内容がしっかり伝わっているのか確認できないという問題です。「direct」を導入してこの問題は解決しました。

光枝総括作業所長:
LINEにも既読を表示する機能はありますが、誰が読んだかまではわからない。この点は「direct」が上ですね。仕事で使うのに良いなと思います。

撮影した写真にその場で書き込んで具体的な指示が出せる「画像加工機能」

- 今まではiPadで写真を共有する事はありましたか?

陳副部長:
iMessageで写真の共有をしていました。写真共有という点では同じような機能ですが、撮影した写真にその場でコメントをつけて同時送信できるのは良いと思います。画像加工機能も、写真に印を付けて具体的な指示が出せるのでよく利用しています。

「direct」の気に入っている所

「direct」なら画像や動画、PDFなどのファイルとメッセージを同時に投稿できます

光枝総括作業所長:
この作業所では全員、顔写真をアイコンに登録するようにしています。
関係者100数十人と協力会社含めると最大で1,300名からなる大きな組織なので、新しく入った人も誰かわかるように、顔写真を活用しています。既読を顔で確認できるようにしたことで、参加メンバーも一目瞭然です。また、現場の情報が必要な時などは、今までなら部下を経由して現場に確認していた事を、作業員に直接参加してもらって聞くことができます。彼らが一番生の情報を持っていますから、課題に対して現状を考慮した対策のアイデアがすぐにもらえたりするのです。

陳副部長:
スタンプで気持ちのこもったコミュニケーションが取れるところが気に入っています。これはiMessageには無い良いところだと思います。
仕事用の堅いやり取りも大事ですけど、時と場合によってはそういうコミュニケーションが取れるのも良いですね。
あとは、集計ができるのもiMessageには無い機能です。アクションスタンプでタスク指示やアンケートが採れる機能は、人数が多くても、全員の意見を聞きたい時に集計してくれるので便利です。

他にはPCで使えるというのが非常に大きなメリットですね。
iPadだけでも作業は完結しますが、スピードについてはPCの方が返事を打つのも早いですし、添付ファイルなどの扱いも楽です。
例えばメッセージで共有された画像データをダウンロードしてすぐに加工して送るなど、スピードアップにつながっており、デスクワークの割合が多いメンバーは非常にメリットを感じています。

「direct」に期待すること

陳副部長:
今は協力会社の方には竹中工務店からiPadを貸与して「direct」を利用しています。セキュリティ機能を更に強化して、私有の端末にも利用許可が出せるようになって欲しいですね。※

光枝総括作業所長:
メッセージ着信時の通知音を改善して欲しいです。それぞれが聞き取りやすい通知音が選べたりできると良いですね。※

※2017年3月12日のアップデートで、私有端末でも「direct」をご利用いただけるよう「アプリのロック(パスコードの設定機能)」と「着信音の選択」ができる機能を追加しました。(対象:iOSアプリ/Androidアプリ)
「direct」はお客様の声を聞き、機能をアップデートする取り組みを6週間サイクルで実行しています。今後もお客様に寄り添ったサービス開発に取り組んでまいります。

2:御堂ビル(改修工事)

作業所所長 永山 靖 様 課長 森脇 康富 様
御堂ビル(改修工事)
竹中工務店の本社・大阪本店である御堂ビルの改修工事で、「direct」がどのように活用されているのかをうかがいました。

新築工事と改修工事の違い

永山作業所所長:
改修工事とは現在使用しているビルを施工することですが、施工している場所以外は通常営業しているため、騒音などの制限が非常に多いです。
新築工事は仮囲いをして関係者以外が入ってこられないようにしていますが、改修工事はそのようにできないため24時間体制での作業になります。

改修工事ならではの利用方法

「direct」で共有した動画を確認しながらの作業風景

永山作業所所長:
改修をしながらも事務所は稼働していますので、作業のために養生や物を移動することがあります。夜から次の日の朝にかけて作業する場合は、作業前に写真を撮って共有しておけば、復旧時は写真を参考にして確実な復旧ができます。

森脇課長:
この現場は大規模な改修をするため2つの準備が必要でした。
「設計部」と「現場」の情報共有の場を作ることと、昼勤と夜勤の引き継ぎの情報共有の場を作ることです。
写真を添付して引き継ぎを行えるので活発に利用してもらっています。図面を皆で共有したり、設計部と現場間のコミュニケーションを図ったりしています。
設計者と現場担当者の昼間のやりとりがすべてタイムライン上に残っているので、夜勤の担当者は昼間にどんなやりとりが行われたかを作業前に確認できます。一箇所に集まって行っていた「情報共有」と「引き継ぎ」の場が不要になりました。
限られた時間で工事をしなければならないため、時間短縮につながり効率よく工事が進められるようになりました。

スタンプで和やかなコミュニケーション

スタンプを活用したトーク

森脇課長:
作業所と設計部はお互いに責任関係を明確にする必要がありますが、メール等だと言葉遣いも杓子定規になってしまって関係がギスギスしがちです。
スタンプがあると和やかな雰囲気でやり取りができるので、良い関係のまま仕事ができます。
強調する意味でスタンプを使うと見た目も分かりやすくて良いですね。

図面だけでは伝えきれない情報を動画で共有

永山作業所所長:
作業手順を動画で撮って共有しています。図面や写真、文字だけでは伝えきれない情報も、動画なら皆で共有できます。 

森脇課長:
設備の設置をする時は、専門的な知識が必要になるので、設備担当の立ち会いのもとで建築担当が作業を行います。建築担当と設備担当のスケジュールを合わせるのが難しいのですが、必要な情報を動画で共有しておくことで、担当者でなくとも作業の立ち会いが可能になり、効率的に人員配置ができるようになりました。
また、動画に残すことで他のメンバーが後から学習することができます。建築と設備の両方の知識を持つことで生産性の向上が期待でき、効率的に残業も減らせます。そんな可能性に期待しています。

「direct」の使い勝手

永山作業所所長:
アプリの見た目や操作感もLINEに近いので皆問題なく使用しています。
PCだけを使用している方もいますが、積極的に参加していますよ。

森脇課長:
ビルの改修は設計者と現場が密に連絡を取り合わなければ後でトラブルになってしまいます。
「direct」を活用することによってトラブルの発生を防いでいきたいです。

「direct」にタスク管理ツールの機能拡充を要望いただき、実際に開発・実装したタスク機能をどのように活用されているのか、お話を伺いました。

※記載内容は2017年5月時点のものです。

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