商社

インフラに位置付けられている「direct」、これなしではテレワークは実現できなかった

株式会社ISSリアライズ様事例:後編

株式会社ISSリアライズ

  • 本社 総務部 課長
    情報技術グループ
    シェアードオフィス推進グループ

    西脇 一憲 様
  • 本社 総務部
    情報技術グループ

    吉田 ももこ 様

株式会社ISSリアライズは、加工製品商社としてお客さまの部品調達やお困りごとの解決に取り組んでいます。井上特殊鋼株式会社から社名を変更し、鋼のみならず樹脂や鉄など多様な領域において引き続き価値の提供をおこなっていきます。

かねてから「direct」をお使いの同社ですが、ここ数年は感染症対策もあり働き方が大きく変わっています。2020年の8月に取材をさせていただいたときから「direct」の使い方がどのように変化したのか。改めてお話を伺いました。

株式会社ISSリアライズ 西脇 一憲 様

POINT

課題

導入の
決め手

活用効果

「direct」があったから テレワークでもコミュニケーション量は増加した

2015年に20名で使い始めた「direct」ですが、現在では約400ものアカウントが発行されています。社員数を超えるアカウントが発行されており、グループ会社にも利用が広がっています。

弊社では一部テレワークを実施しているのですが、「direct」なしではテレワークはおこなえません。「direct」はインフラとしての役割を果たしてくれています。

当初はテレワークが広がることでコミュニケーションもしづらくなるかもしれないと危惧していました。しかし蓋を開けると、「direct」やサイボウズ株式会社のグループウェア「Garoon」のおかげで、コミュニケーション量はむしろ増えているように感じています。全員が出社していたときのコミュニケーションに新たにデジタルならではのコミュニケーションが加算されているような感覚で、組織自体の活性化も実感しています。

「direct」活用イメージ

日常会話の延長で 緊密なコミュニケーションが可能

サイボウズのグループウェア「Garoon」をこの度導入したのですが、そちらは情報共有のプラットフォームとして使用しています。日常会話のように使う「direct」とは明確に棲み分けています。

「direct」と「Garoon」はともにコミュニケーション活性化のためのツールです。しかし実際には「direct」で実現されるクイックな双方向コミュニケーションと、「Garoon」の強みである情報の共有・蓄積には明確な違いがあります。

会話と情報共有は全く別のアクションです。口で話すことと文字で書くことが競合しないように、「direct」と「Garoon」はそれぞれ全く異なる用途で使用しています。IT部門から見れば1つに統合したほうがシンプルでいいかもしれませんが、ユーザー目線からすると全くシンプルではありません。役割が異なる2つのソリューションがあるという認識を持っています。

フランクなやりとりで 上司と部下の距離がぐっと近づく

「direct」の特長は、フランクにやりとりができることです。

上司と部下との関係だとメールを送るのはどうしても緊張してしまいますが、「direct」はそういったことはありません。上司からスタンプで返信が来ることもあり身近に感じられるので、正規のワークフローに案件を上げる前に気軽に相談できたりします。

先日、弊社オリジナルのスタンプも作成しました。たとえば後輩からメッセージが飛んできたときに、「現在トラブル対応中です」などと返すと冷たい印象を与えてしまいます。しかしスタンプを合わせて送れば、送られた側も萎縮しません。しかもオリジナルのスタンプなので、当社ならではのコミュニケーションだといった感覚もあり重宝しています。

ISSリアライズ様のオリジナルスタンプ

社外とのやりとりにも「direct」を使いたい

今後は「direct」の使い道を社外にも広げていきたいと考えています。

以前であれば、サプライヤーの営業担当者さまがモバイル端末を持っていないこともあり、そもそも「direct」のインストールができない状態でした。しかしテレワークでスマートフォン移行が進み、モバイル環境が整いつつあります。紙文化だった企業さまですら、「紙・メールでのやりとりはしんどい」と言うようになってきました。DXで環境もがらっと変わっているので、「direct」にお誘いして強固な連携を図っていきたいところです。

今のところサプライヤーさまとのやりとりはメールや電話なのですが、そこに対する課題感はあります。もし「direct」での連絡が実現すれば、もっとスムーズなやりとりにつながるでしょうし、写真を撮って送ってもらうこともできるのではないかと期待しています。

自分たちの業務の形にあったチャットボットを開発したい

「direct」で実現したいことはまだまだたくさんあります。

いま考えているのがチャットボットの開発です。「direct」を運営しているL is Bにいろいろと相談している段階なのですが、L is Bの顧客の中で一番多くチャットボットを作る会社になりたいです。

たとえば「図面を見たい」とチャットボットに話しかければ、サイボウズの「kintone」から引っ張ってくるように連携できないか相談しています。大量にあるデータベースから探す手間が省けますし、出先でデータベースを開くことなく必要な情報のみ「direct」上に表示できるのでセキュリティリスクも低下するでしょう。

従来であれば高い費用を払って基幹システムを触らなければならなかったものが、「direct」であれば手が届く金額で機能追加することができます。今までは現実的に無理だと諦めていたことにもチャレンジできる機会が訪れています。ITに詳しくない私たちでも仕掛けることができるので、すごくワクワクしています。

株式会社ISSリアライズ 吉田 ももこ 様

※記載内容は2022年1月時点のものです。

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