IT・通信・システム開発

オプションサービス

「direct」販売パートナーとしてお客さまのニーズに寄り添っていく
kintone × directを活用で、名刺や共有資産など管理業務を簡単&効率化

株式会社サンソウシステムズ

  • サービスインテグレーション部
    部長

    根本 健児 様
  • サービスインテグレーション部
    コンサルティングセールス

    岩間 誠 様

株式会社サンソウシステムズは、1974年の創業から、システムインテグレーターとして広範な事業をおこなっている企業です。ICTのプロ集団として、業務コンサルティングからインフラ構築、アプリケーション開発、運用保守管理などのサービスを提供しています。

一方、サービスインテグレーション事業は、お客さまの課題を可視化し、DX推進に最適なソリューションをワンストップで提供しています。同事業部では、2017年に、サービス概念モデル「SWI」をスタートしました。同社の強みである開発技術と「direct」などのクラウドサービスを中心に、お客さまの戦略に合わせてプロダクトを連携させ、カスタマイズしてワンストップで提供しています。

「direct」ユーザーであり、販売パートナーでもある同社に、お客さまの課題を解決するために「direct」をどのようにご提案しているのかお話を伺いました。

POINT

課題

導入の
決め手

活用効果

お客さまの相談は「課題があり過ぎて、どうしたらいいか分からない」が多数

製造業や建設業など、幅広いお客さまにお話を伺う中で多いお悩みは「DX化の必要性を感じているが、どこから手をつけていいか分からない」「物流・建設業界の2024年問題対策のためにも、ICTの活用が必要と感じているが、どうしていいか分からない」です。課題が山積みなため、解決につながるアドバイスを求められるケースが多いですね。

お客さまによって課題はそれぞれ異なりますので、まずは丁寧にヒアリングします。課題をしっかり把握したうえで「direct」を含むさまざまなサービスの中から、お客さまの課題解決となる最善方法をご提案しています。サービス概念モデル「SWI」は“Sansou with Innovation”の略で、お客さまに寄り添って一緒に革新しようという意味を込めた言葉です。そのため私たちは、ただ売るのではなく商材となるものを自社でも活用し、良い面も悪い面も把握した上で、お客さまにとって最もよい方法を真剣に考えてご提案する「一歩踏み込んだコンサルティング」を心掛けています。

DXに関する課題を持つお客さまが多いと話す根本様

「direct」で「kintone」を圧倒的に使いやすく
フィールドワーカーの業務を効率化する連携ソリューションを開発

弊社は「direct」連携ソリューションとして、自社ブランド「Botworking(ボットワーキング)」(*)を手掛けております。Botworkingとは、「direct」と「kintone」などのクラウドサービスを連携して業務改善を目指したチャットボットの総称です。人間とシステムをチャットボットで繋ぎ、業務のペーパーレス化と業務効率化のアシストを担っています。

業務効率化ができるクラウドサービス「kintone」を、デスクワーカーでもフィールドワーカーでも使いやすくするのが「direct」との連携ボットだと考えています。「direct」の良さは圧倒的な使いやすさです。マニュアルや教育いらずで迷わずに使えるので、お客さまには『「direct」さえ覚えてくれたら、他のツールは覚えなくても問題ない』とお伝えすることもあるほどです。フィールドワーカーはチャットボットを通じて「kintone」の情報を確認したり追記したりでき、デスクワーカーは必要であればプラグインで書類として印刷もできるなど、「kintone」を開かずともすべて「direct」でワンストップで完結するシステムとなっています。

弊社はこれまで、試作品を含め30個以上のチャットボットを開発してきました。『実はすごい』ことを、いかに簡単に、そして「direct」の使いやすさを損なわずに実現できるかという点を意識しています。

名刺情報をその場ですぐに記録・分類できる「営業アプローチソリューション」で作業時間を大幅に短縮

「営業アプローチソリューション」についてのご相談も多く受けています。こちらは「direct」と「kintone」の連携に加えて、OCR機能を組み合わせたサービスです。たとえば展示会やセミナーなどで、たくさんの方々と名刺交換をするケースがあります。これまでは、どのスタッフがいつどのような会話をしたかなどの情報は、名刺の裏にメモ書きをしたりアンケート用紙を用意したりして顧客管理をしていました。

「営業アプローチソリューション」であれば、「direct」を介して名刺を撮影し、見込み度ややりとり内容などの詳細をチャットボットの質問に答える形で入力するだけで、「kintone」の台帳記録に画像付きデータが自動的に登録されます。OCR機能で文字化される上、名刺交換日時、応対者情報、接客内容なども記録できるため、お互い記憶がホットなうちにお客さまへのアプローチが可能となります。
これまで1〜2週間掛けて手打ちで入力していた接客記録の登録作業が削減されると好評をいただいています。

「営業アプローチソリューション」の画面イメージ

備品の貸出状況を簡単にリアルタイム管理
紛失や返却漏れを防ぐ「QR貸出ソリューション」

会社の物品や備品など共有資産の貸出・返却管理に悩まれている企業様には、「QR貸出ソリューション」をご提案しています。こちらも「direct」と「kintone」を連携したソリューションです。各物品や備品に紐づくQRコードを用意し、利用時に「direct」からそのQRコードを読み取るだけで、“誰が・何を・いつまで借りているのか”を「kintone」の貸出管理台帳へ簡単に記録できます。貸出状況がリアルタイムで分かる上、返却予定日にはチャットボットから通知が入るので返却漏れを防ぐことができ、管理がしやすくなります。

また情報漏洩対策としても有効です。備品に会社名や部署名を記載する必要がなくなりますし、万が一備品を紛失してしまっても、スマートフォンでQRコードを読み取っただけでは必要な情報は確認できない仕様となっています。「direct」から読み取ることで「kintone」にある正確な情報が得られるため、情報の外部流出は避けられるでしょう。
おかげさまでこちらの機能は、お客さまからとてもよい反響を得ています。

テレビ局のお客さまの機材貸出管理の課題をきっかけに開発しましたが、現在では社用車やガソリンカード、共用ロッカーの利用状況管理、社用パソコンなどのリース管理といった幅広い場面でご活用いただいています。

自社の電子メールのやりとりも9割以上削減され、情報連携スピードが向上
社外とコンタクトがとりやすくCS活動にも最適

弊社のコミュニケーションツールとしても、全社員をはじめ協力会社やパートナー企業、お客さまを含めて250人程度で「direct」を活用しています。「direct」は本当に使いやすく、たとえ「マニュアルなし、教育なし」で使い始めたとしても、迷わずに使用できるので助かっています。

「direct」導入前の社内情報連携は、グループウェアの掲示板と電子メールのみでした。150人を超える社員が働く場所はそれぞれ異なるため、情報連携スピードが遅い事に苦慮していました。さらに、お客さま先に常駐しているメンバーへの電話連絡はお客さまのご迷惑とならないよう業務後におこなうなど、プロジェクト間や部署間での「報・連・相」のスピードに課題を感じていたのです。

「direct」導入後は、驚くほど情報連携スピードが向上しました。
既読・未読が個人別にわかるため、相手の状況も把握できます。電話のように入電が多くて自分のペースで仕事ができないこともなくなり、業務の合間に返信できるところもチャットのいいところです。

情報連携用のグループのほか、各プロジェクトや部署内でグループを作成し、ノート機能を使って議事録の保管、チーム内の備忘録やToDoを管理しています。アンケートなどの意思確認が必要な連絡の際は、アクションスタンプを活用することで集計の手間が省け、効率的になりました。チームワークでのスピード向上につながっています。

簡単にアンケートがとれるアクションスタンプや現在地情報を共有できる今ココスタンプを活用した、スピーディな情報連携

また「direct GuestMode」を活用し、外部パートナーとの情報連携やお客さまとのCS活動にも役立てています。

「direct」を導入したことで、社内で飛び交っていた電子メールが9割以上削減され、情報連携スピードが大幅に向上しました。その象徴として、社員同士がメールアドレスや電話番号を知らなくても何も困らないほどです。

操作が簡単で圧倒的な使いやすさなので、本当にマニュアルはいりません。操作説明や勉強会を開催しなくても、すぐに運用が可能な点も助かりました。

direct導入で驚くほど情報連携スピードが上がったと話す岩間様

「ありそうでなかった」ユニークなサービス創出で、お客さまの生産性を追求していきたい

ICT商材のラインナップを多種多様に、ただ数を充実させるのではなく、SWIサービスの方針に合わせて厳選すべきであると思っています。そのため弊社は商品の情報収集をするだけではなく、ICTの「C」であるコミュニケーションの観点から、自分たちで実際に検証して体感するようにしています。
その上で、この製品はどのような手段で情報連携をするのが一番効率よく、業務効率化を実現できるかなどを考え、実証実験をしてからお客さまにご提案します。自社でアレンジ、カスタマイズができる製品を重点的に採用し、「ありそうでなかった!」というユニークなサービスの創出を心がけています。

そのためにも今後は、「direct」との連携範囲を広げていき、よりお客さまの生産性向上に貢献できればと考えています。

  • *・・・「Botworking」とは、サンソウシステムズ様が提供する、業務効率化と正確性の向上を目的とした「direct」連携ソリューションです。利用をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。

※記載内容は2023年11月時点のものです。

ラジオ番組「現場DX研究所」にて詳しくお話を伺っています

文化放送ラジオ番組「現場DX研究所」にもご出演いただき、詳しくお話をお伺いしました。
アーカイブを公開しておりますので、こちらもぜひお聴きください。

放送内容

  • 自社プロダクトである「Botworking」や「さっとFAQ」について
  • 現場DXを推進する中で課題だと感じる“ICTの難しいを簡単にすること”
  • 現場のKY活動やヒヤリハット報告内容を可視化する「KY・ヒヤリハットソリューション」

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