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現場と事務所を行き来する手間をなくし
1日あたり約15分の節約・業務改善につながる

株式会社奥村組(阪神梅田プロジェクト)

  • 西日本支社 関西土木第1部
    阪神梅田工事所
    工事所長

    米蔵 俊之 様
  • 西日本支社 関西土木第1部
    阪神梅田工事所
    土木工事主任

    滝野 康教 様

株式会社奥村組では、大阪メトロ梅田駅と西梅田駅を結ぶ「東西地下道」および阪神大阪梅田駅の大規模な拡張工事を担う「阪神梅田プロジェクト」を手掛けており、阪神大阪梅田駅では駅空間の拡大・ホームの拡幅・可動式ホーム柵やエレベーター・エスカレーターの新設など、大規模な駅改良工事を実施しています。同社はこの改良工事を通して、より快適で安心できる梅田の街づくりを目指しています。

同社が取り組む「阪神梅田プロジェクト」において、「direct」の活用によってどのように業務の進め方が変わったのか、お話を伺いました。

地下工事の様子
地上工事の様子
梅田駅改良工事完成イメージ図

POINT

課題

導入の
決め手

活用効果

誰にとっても使いやすい仕様が、普及のきっかけ

着工当時、協力会社の職長さんとの連絡は主に電話でおこなっていました。電話では伝えにくい内容は、朝礼や昼礼などで顔を合わせる際に写真や図面を見せながらやりとりをしていました。

24時間稼動している現場なので、昼勤と夜勤の引き継ぎも発生します。今と比べてスマートフォンの普及率が低かったこともあり、対面で引き継ぎ事項を伝えるとともに、写真にコメントを手書きするなどした資料も渡していました。

こうしたやり方は、当時は当たり前で、特に不便だと感じていませんでした。それもあって、特にスマートフォンの操作に慣れていない職長さんたちは「direct」の導入に抵抗感があったようです。しかしそうした方々も一度使い始めると操作が簡単なのですぐに慣れ、今では率先して使ってくれています。

画像を活用した報告・連絡で1日15分程度の節約につながる

「direct」導入の効果を話す工事所長 米蔵様

現在、奥村組の職員と協力会社を合わせて30名ほどで「direct」を利用しています。そのほか、資材納入業者も「direct GuestMode」でつながっています。

「direct」を使って、とにかく画像をたくさん送り合っています。これまでは、現場で何かあった場合、電話だけでは状況を把握することが困難であったり、「“ここ”はどうしましょう?」というちょっとした内容も「“ここ”ってどこ?」となったりで、職員はその都度、事務所と現場を行き来して対応していました。「direct」を導入してからは、送られてくる写真や動画で現地に行かなくても現場の状況がすぐに把握できるようになりましたので、時短に繋がっています。また、写真の上に指でコメントを書き込めるので協力会社への指示も正確に伝えることができます。

これまでは情報を正しく伝えるためにコミュニケーションに時間がかかっていたのですが、「direct」によって情報を素早く正確に伝えられるようになったので、確認のために事務所と現場を往復することも少なくなり、毎日15分程度は時間を節約できているように思います。

協力会社を含めたグループトークの利用で
複数人へのタイムリーな情報伝達を実現

現場の状況伝達において効率化に繋がると話す土木工事主任 滝野様

協力会社を含めて「direct」を使うことで情報共有を効率化し、即座に対応することができています。例えば、巡回している警備員さんが現場での不具合を、グループトークで職員や協力会社へ一斉に報告することにより、迅速でスムーズな対処が可能になります。これまでのように複数人に個別で電話連絡することに比べ、「direct」は全員に同じタイミングで情報を発信することができるので、周知のスピードが格段に上がりました。昼夜で工事を進めているので、「direct」は夜勤から昼勤への進捗報告に使用する場合も多く、「夜間にこんな事象がありました」といった報告を協力会社含めたグループで共有しています。「direct」で報告をしておけば、後からその内容を確認することもできるので、確実に情報を共有できるようになりました。

資材業者・リース会社も参加するトークルームで資材の発注を効率化

資材を購入する際にも「direct」を活用しています。発注のやりとりをおこなうためのトークルームは奥村組の職員と協力会社、資材業者、警備員で構成されており、資材業者に商品の画像を送って注文しています。
これまで、資材業者への発注連絡は職員がおこなっていましたが、経験の浅い職員の場合、現場の作業員さんが求めているものと違うものを間違って注文してしまうこともありました。

しかし「direct」を活用して協力会社からも資材業者に直接発注できるようにしたことで、注文が正確かつスムーズにおこなえるようになりました。もし発注に間違いがあっても、チャットなのでグループトークに入っている他の人が指摘することができます。注文履歴も「direct」に残るため、注文の重複や失念も減りました。また注文する品物の名前がわからないことがあっても写真を送ることで発注できるのでミスを防止できます。

職員、協力会社、資材業者での発注のやりとり

さらに、警備員さんに資材の搬入方法や置き場所、搬入時間や経路を共有することで搬入作業の効率化にもつながっています。「direct」を使うことで資材の購入から搬入まで、購買活動の業務は大幅に改善されたと感じています。

※記載内容は2022年12月時点のものです。

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