個人チャットを業務で使用するリスク

個人チャットを業務で使用する際は、さまざまなリスクがあります。以下で一例をご紹介します。

セキュリティの脆さがある

個人チャットは手軽にメッセージが送信できるため、友人や知人に送ろうとした内容を間違えて業務用のチャットルームに送信してしまうなど、セキュリティ面での不安があります。個人情報を漏洩する可能性もあり、個人用と業務用のチャットを併用する際は注意が必要です。また、故意に個人情報や業務上の情報を漏洩させることも容易となります。

プライベートとの境界線がなくなる

個人チャットを業務中に利用することは、公私混同につながりやすいです。業務中にプライベートのやり取りをしてしまうなど、仕事に集中できない可能性があります。また、個人チャットのアカウント情報は、社員同士で交換したくないといった問題も考えられます。

退職したメンバーの管理ができない

個人チャットにはユーザー管理機能などが備わっていないため、各社員が自分自身でユーザー管理することになります。仮に退職したユーザーがいたとしても、退職時に情報を消し忘れていたなどの事態が起こる可能性があります。特に問題ないように思えますが、ユーザー管理を個人に任せることで、メッセージの誤送信や情報漏洩につながることが考えられます。

メッセージの見落としがある

個人チャットを業務で使うと、友人や知人、家族、同僚、上司などさまざまな人からのメッセージを受け取ります。数多くのメッセージを受け取ることで、業務上のメッセージがどれなのかも分かりにくくなります。特に緊急時のメッセージを見落としてしまうなどの危険性が考えられます。

以上が個人チャットを業務で利用するリスクの一例です。

個人チャットとビジネスチャットの違い

ここでは個人チャットとビジネスチャットの違いをご説明します。個人チャットは、1対1もしくはグループでチャットを行うこと、もしくはツールです。プライベートで使うことを目的としており、日常会話のように手軽なやり取りが可能です。

一方のビジネスチャットはビジネスで使うことを前提としているチャットツールです。業務で利用するうえで便利な機能が備わっていたり、セキュリティ水準が高かったりする点が特徴です。

個人個人での連絡先の登録が不要など、個人チャットと異なる点が多いです。なお、個人チャットと同様で手軽にメッセージのやり取りができることは同じです。

ビジネスチャットのメリット

ビジネスチャットのメリットは下記があげられます。

セキュリティ対策が強固

ビジネスチャットは企業内の情報をやり取りすることがあり、セキュリティ対策が万全に施されています。中には金融機関レベルのセキュリティとなっているツールがあるため、業務で安心して利用できます。

公私混同を防止できる

前述のとおり、個人チャットを業務で利用すると公私混同になりやすいです。しかし、ビジネスチャットを活用することで、プライベートと仕事の線引きが明確になります。社内情報もしくはプライベートな情報を外部に漏らすリスクの低減につながります。

情報共有がスムーズ

ビジネスチャットでは、部署やプロジェクトごとにグループを作成することが可能です。関係者が同じチャットルームを利用することで、業務に必要な情報や緊急連絡などの情報共有がスムーズに行えます。

コミュニケーション不足の防止

ビジネスチャットは、個人チャットと同様でメッセージのやり取りがしやすく、コミュニケーション不足の防止につながります。ビジネスメールのように「お世話になります」「お疲れ様です」などの挨拶文が不要なことも多く、スムーズな会話をすることが可能です。

以上がビジネスチャットのメリットです。

会社のセキュリティ向上のために

どの企業においても会社内のセキュリティ向上を目指していると思います。会社のセキュリティ向上のためには、社内研修の実施とビジネスチャットの利用があげられます。

社内研修では情報の取り扱い、コミュニケーションの取り方などを中心に行ってみましょう。特に近年では膨大な量の情報を、サーバーやクラウドなどを活用して保存するケースが増えています。

そのため、サイバーリスクは経営リスクといっても過言ではありません。社内研修は、新入社員向けと既存社員向け、管理職向けなどがあります。半期に1回、年に1回など開催回数を決めて定期的に行うことが重要です。

また、日頃の業務ではビジネスチャットの利用を推奨します。理由は前述したビジネスチャットのさまざまなメリットによるものです。特にセキュリティ面においてはビジネスチャットの導入が適しています。

会社のセキュリティ向上のために、社内研修とビジネスチャットの導入を検討してみてください。

主なビジネスチャット

ここでは、現在展開されているビジネスチャットをご紹介します。

  • direct
  • Slack
  • Chatwork
  • Microsoft Teams

以上のビジネスチャットは、認知度が高く導入企業も多いです。中でもおすすめは「direct」です。

directは現場に強いビジネスチャットです。ITツールの操作に自信がない場合であっても直感的な操作ができるため、どなたでも使いこなせます。日本品質保証機構(JQA)のISO27001を取得するなど高水準のセキュリティ対策、お客様の声を反映した定期的なアップデートなどもメリットです。

まとめ

個人チャットを業務で利用する際は、情報漏洩などさまざまなリスクがあります。業務で利用する場合は、ビジネスチャットを活用しましょう。ビジネスチャットは、セキュリティ対策がしっかりとなされており、業務に必要な機能が備わっています。

すでに多岐にわたるビジネスチャットが提供されていますが、中でも「direct」がおすすめです。この機会に「direct」の導入を検討してみてはどうでしょうか。