ビジネスチャットを導入する際に決めたい運用ルール8選を紹介!
コミュニケーションの効率化を図る目的でビジネスチャットを導入する企業は増えています。しかし、事前に運用ルールを設けていないことで利用率が上がらず、活用しきれてないケースも少なくありません。
そこで、当記事では、ビジネスチャットを導入する際に決めておくべき運用ルール8選として、その内容について詳しく解説します。
基本的な部分について
ビジネスチャットを導入する際は、運用に関するルールの設定が欠かせません。事前に決めておくべき基本的な部分として、次の2つが挙げられます。
- メールは社内連絡に使わない
- 導入目的を明確にし、管理職が率先して使用するよう規定する
ビジネスチャットを社内に上手く浸透させるためも、ここではそれぞれの詳しい内容について解説します。
メールは社内連絡に使わない
社内のコミュニケーションツールとしてビジネスチャットを導入する場合、メールは基本的に使わないことをあらかじめ決めておきましょう。
メールでの連絡を併用してしまうと、ビジネスチャットの利用率にムラが生まれ、情報の共有に漏れが生じやすくなります。どっちつかずの状態を避けるためにも、思い切った切り替えが必要です。
導入目的を明確にし、管理職が率先して使用するよう規定する
ビジネスチャットを導入する目的を明確にしましょう。コミュニケーションの効率化や活性化など、導入目的を明確にしておけば従業員にも意図をしっかりと説明できるため、意識付けにもつながります。
ただし、ビジネスチャットの導入に際し、社内からの抵抗があるケースも少なくありません。そのような場合には、1つの部署や単独のプロジェクト内などでテスト運用することもおすすめです。
また、テスト運用する際は管理職が率先して使用するように規定することも大切です。管理職を巻き込むことで導入しやすくなるだけでなく、浸透も早まりビジネスチャットへの切り替えがスムーズに進みます。
特に注意したい、アクセス制御のルール
ビジネスチャットの導入時は特にアクセス制御まわりの管理も重要となり、さらに導入後にも大きな影響を与えかねません。特に注意すべき点として、次の2つが挙げられます。
- チャットルームの開設は権限を持ったメンバーが実施
- チャットルームに入室できるメンバーの権限を詳細に制御
ここでは、それぞれの詳しい内容について解説します。
チャットルームの開設は権限を持ったメンバーが実施
社員が誰でもチャットルームを開設できる状態になると、管理が行き渡らない可能性があります。「チャットルームが増えすぎてやりとりの場所がわからない」や「情報を把握していないメンバーが続出する」といった事態にもなりかねず、業務にも悪影響を及ぼしかねません。
チャットの導入が返ってコミュニケーションの効率が悪くなる恐れもあるため、グループルーム開設は目的を明確にした上で管理職以上の方が実施するようにしましょう。
メンバーの権限を詳細に制御
企業の規模が大きいほどビジネスチャットに参加する社員が増え、その分情報管理も難しくなります。管理者・閲覧者などの権限を制御をせず、社員それぞれが自由に利用できるようにしていると、データの書き換えや消去、情報漏洩などにも発展しかねません。
参加できるグループや閲覧・編集できるデータを慎重に検討しながら、グループやトークルーム、個人単位で権限を制御する必要があります。
チャット利用におけるマナー
ビジネスチャットを安全かつ健全に利用するには、守るべきマナーも存在します。特に、意識すべきマナーは次の4つです。
- 送信時間に気をつける
- 返信時間の目安を決めておく
- 不要な挨拶は省く
- タスク管理・進捗管理用のツールの利用についても同時に制定
どれも気持ちよくビジネスチャットを利用するには欠かせないマナーばかりです。ここでは、それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
送信時間に気をつける
プライベートで保有するスマホからも手軽にメッセージが送れることから、休日や深夜といった業務時間外のやりとりが増え、問題に発展するケースもあります。
不要なトラブルを避けるためにも「業務時間外の連絡は禁止」といった送信時間に対する制限を設けることをおすすめします。
ただし、内容によっては時間外に連絡しなければならない場合もあるでしょう。そのような場合は、返信を必要としない一文を添えるといった配慮も必要です。
返信時間の目安を決めておく
チャットの返信時間についても、ある程度の目安を決めておいた方がスムーズです。人によっては返信をしない場合も考えられ、円滑なコミュニケーションの妨げとなる可能性もあります。
業務時間内の場合はクイックレスポンスを心掛け「最低でも◯時間以内に返信する」といったルールを設定するのも1つの方法です。ただし、業務時間外や休日などの連絡に対するルールもあわせて設けておかなければなりません。
不要な挨拶は省く
ビジネスチャットの特徴は、会話のようなスピーディーなやりとりができる点です。その特徴を損なわないためにも、ビジネス文書に用いられるような前置きなどの挨拶は不要とするルールも設けましょう。
ただし、いきなり用件だけを伝えるのも印象を悪くしかねません。「お疲れ様です」や「業務時間外に申し訳ありません」といった最低限の挨拶までも制限する必要はありません。
タスク管理・スケジュール管理ツールの利用についても同時に制定
タスク管理やスケジュール管理ツールなどの利用についても、ビジネスチャットの導入にあわせて検討してみてください。
新たなツールの導入にはそれなりの時間と手間を要します。さらに、導入するツールが増えるほどにルールや規定も増え、管理面も難しくなるでしょう。
そこで、ビジネスチャットを軸にした他ツールも検討し、同時にルールや規定を制定することで、よりスムーズな導入を実現できます。
まとめ
ビジネスチャットの導入はコミュニケーションの効率化や活性化など、企業に多くのメリットをもたらします。しかし、気軽なやりとりが返って問題に発展したり、情報漏えいなどのリスクを高めたりといった懸念があるのも事実です。
そこで、ビジネスチャットを導入する際は事前に運用ルールを制定し、さらには全体的なマナーについても周知することで、懸念点を払拭してスムーズに導入を進めることができます。懸念点をカバーしてくれるビジネスチャットを選ぶことも大切です。
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