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現場内の作業連絡や危険指示などを写真・動画でスピーディに周知
「direct」のサイネージボットを積極的に活用

前田建設工業株式会社

  • 九州支店 天神プロジェクト作業所 統括所長
    塚本 修史 様
  • 九州支店 天神プロジェクト作業所 係員
    野口 結喜 様

前田建設工業株式会社は1919年に福井県で創業し、山岳土木工事に着工して以降、都市土木、建築、海外そして脱請負分野へと事業を拡大しました。2019年1月8日に創業100周年を迎え、建設とインフラサービスが融合した姿を目指し、さらに成長しています。

数多くの事業を進める中で、前田建設工業株式会社がいま注力しているのが九州最大の繁華街と言われる福岡市中央区天神で2017年よりスタートした再開発事業「天神ビッグバン」の開発です。プロジェクト第1弾の天神ビジネスセンター新築工事では、天神地区内においてオフィスを中心とした大型複合ビルを予定しており、地下2階・地19階建て、天神エリア最⼤級のオフィス空間を計画しています。そのプロジェクトの建設施工を前田建設工業株式会社が担っています。

「天神プロジェクト」では、約300名の作業員たちが集結し、最新の免震構造や災害対策設備を備えた工事を現在推進しています。

今一番熱い現場「天神プロジェクト」で「direct」がどのように活用されているかを伺いました。

天神ビジネスセンター外観イメージ(2021年9月竣工予定)
天神ビジネスセンター外観イメージ(2021年9月竣工予定)
天神ビジネスセンター外観イメージ(2021年9月竣工予定)その2
低層階には商業施設、高層階にはオフィスが入居予定
低層階には商業施設、高層階にはオフィスが入居予定
天神プロジェクト イメージ
天神プロジェクト イメージその2

POINT

課題

導入の
決め手

活用効果

セキュリティポリシーに合わせて柔軟に管理できる「direct」を導入

「direct」導入のきっかけは、セキュリティの問題でプライベート用のチャットツールが社内利用禁止になったことです。

現在は企業のセキュリティポリシーに合わせて柔軟に管理ができる「direct」を標準のチャットツールとして利用しています。

利用する側は何度もログインしなおす手間などが増えることなくセキュリティが強化されていて、使い勝手も良く助かっています。イラストスタンプや絵文字をよく使って、皆が気軽にやりとりしています。

天神プロジェクトの作業連絡は「direct」のゲストモードでやりとり

天神プロジェクトは7つほどの班にわかれており、新たに現場に参加する職長は「ゲスト」として「direct」に招待して専用のトークに追加することで職員とのやりとりを可能にしています。

その結果、適切な範囲で情報共有できるように管理・運用しています。

direct GuestMode

既読・未読が分かることで状況把握がしやすく便利
通知セレクトスタンプは業務以外のコミュニケーションにも活用

職長や図面を描く職員も含めたトークでは、作業前日に昼の打ち合わせで上がった図面の変更点や現場の危険箇所などを伝え漏れがないように共有しています。特に図面の変更があった場合は、関係のある職長と職員は必ず返信するルールを決めて、変更後のファイルを確認したかどうかが確実にわかるように徹底しています。

「direct」はすべてのやりとりの既読・未読がメンバーごとに分かるので、返信がいらないときは「返信不要です」とメッセージを送れば返信がなくても既読状況が把握できます。これはとても便利だと好評です。

また職員だけが参加するトークでは、班のリーダー同士が疑問点や施工工程を確認したり職員間で対応して欲しいことをやりとりして文面を残しています。特に活用しているのは「セレクトスタンプ」で、業務ではテストの完了確認、業務外の内容では飲み会の参加やゴルフ部のスケジュール調整にも利用されています。

スケジュールをdirectで共有
図面をdirectで共有

半日かけていた確認作業が30分に大幅短縮
写真と文字を組み合わせて的確な指示が出せる

我々の現場はそこまでの広さはありませんが縦に長く、トラックが通る際に資材を移動させる必要があります。「鉄骨のトラックが通るので、ここの資材を移動してください」と指示を出す時、以前は業者を特定するため、1件1件電話をかけていました。

現在は「direct」に資材写真を共有するだけで、業者の職長同士が自ら確認し「うちの資材です、すぐに移動させます」と対応できます。電話で1対1のやりとりをする手間がなくなり、必要なメンバー全員に一度に情報共有できることで半日かけていた確認作業が30分で済むようになりました。

都心の現場は交通規制もあり、決められた時間内に車両を何台も行き来させないといけません。少しでも時間がずれると作業に支障が出て職人さんが残業することになってしまいます。写真と文字を組み合わせた指示を出すことで瞬時に状況を把握できるようになり、確認時間の大幅な短縮につながっています。

先日、現場の仮設エレベーターの一部が故障した際も、スマートフォンで撮影した写真に「写真加工機能」で故障した箇所を書き込み、どこの対応をすればよいか的確な指示を出すことができました。

「direct サイネージ」で、現場の情報周知を強化
パソコン、スマートフォン、タブレットを使って連絡事項を登録

「direct サイネージ」は、表示させたい動画や画像をパソコンやスマートフォン、タブレットを使って「direct」の専用ボットに送信するだけで、すぐにサイネージにコンテンツを配信できて便利です。

現場で働く職人は「direct」に参加していないため、朝礼広場と現場の休憩所に合計4台のサイネージを設置し、前日の打ち合わせを録画した動画や資料画像などを毎日配信して危険箇所や作業情報を周知したり、たくさんいる職員の名前を職人に覚えてもらうために紹介画像を流したりしています。

現場の職人も朝や昼の休憩中にサイネージを見るだけで情報がキャッチできるので、電話と違いお互いの時間を奪い合わずに情報が素早く伝わるようになりました。

世間で新型コロナウイルス感染症が広がりはじめてからは、集会を控え、現在は朝礼ミーティングも職長だけでおこなっていますが、朝礼の情報をサイネージに配信することで参加していない職員にも情報が周知できるようになり、助かっています。

2021年9月の竣工まで、「direct」に新しく追加された通話機能や「direct サイネージ」をさらに活用して効率的に情報共有をしていきたいと思います。

direct サイネージで情報共有 イメージ
direct サイネージで情報共有 イメージその2

※記載内容は2020年9月時点のものです。

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